昨シーズンをもって、退団することを決めました。
Wリーグに入って5年間、決して楽しいことばかりではありませんでしたが、大学卒業後の進路をバスケットボールの道に選択したことはよかったと心から思っています。
試合に出られない悔しさやシックスマンとして出る難しさを経験しました。
その立場になり、チームを違う視点で見ることで、今まで気がつけなかった多くのものが見えてきました。
チームにとって今、何が必要で自分は何をしなければいけないかを考えさせられました。
この経験から、バスケットボール選手として成長したことはもちろん、人としても大きく成長できた5年間だと感じています。
このように、Wリーグの選手としてプレーできたのも、各カテゴリーでお世話になりました恩師の方々の丁寧なご指導があったおかげです。
また移籍の際、快く迎え入れて下さったトヨタ紡織の会社の方々、ファンの皆さま、そしてスタッフ、チームメイトにとても感謝しております。年々、少しずつ競技環境を整えて下さったり、会場にたくさんの方々が足を運んでくださったり、ひとつひとつの積み重ねで、過去最高順位の第5位になることができました。バスケットボール人生の終わりがこの素敵なメンバーであったことをとても嬉しく思います。
そして、移籍後も会場で声をかけて頂き、応援して下さったデンソーの社員の方々、ファンの皆さま、スタッフ、チームメイトにもお礼の気持ちでいっぱいです。
チームを離れ、改めて素晴らしい場所でプレーできていたこと、皆さまの優しさを感じました。
バスケットボールを通じて、培ってきた経験を新たな人生で活かしていきます。
最後になりましたが、多くの方々の支えのおかげでここまでバスケットボールを続けることができました。
バスケットボールを通じて出会った皆さん、本当にありがとうございました。